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紙おむつを使おう

 紙おむつといっても、紙だけで出来ているわけではありません。 不職布やパルプ・ポリエチレンフィルムなどいくつもの素材から出来ています。 主な構造だけでも、表面材、吸収材(吸水紙、綿状パルプ、高分子吸収材など)、防水材と、何層にもなっています。 中でも、おしっこを吸収し、内側に閉じこめる高分子吸収材(高分子ポリマーと呼ばれるもの)のおかげで、漏れがなくドライ感の高い紙おむつが出来ました。 高分子吸収材は生理用ナプキンにも使われているもので、ほとんどがポリアクリル酸塩で、 吸水性樹脂工業会が行った試験により、人体への安全性が確認されています。 紙おむつの性能がますます良くなっていくことで、ママは楽に赤ちゃんは快適になります。

紙おむつのメリット・デメリット

■洗濯をしなくていい - 紙おむつのメリット

 布おむつと違って、紙おむつは洗濯の手間がなく、はずしたら丸めて捨てるだけです。 しかし、赤ちゃんの便はトイレに流すようにしましょう。

■吸収力が良く、いつもサラサラ - 紙おむつのメリット

 吸収力・通気性・漏れない・フィットするなど、紙おむつの機能性はどんどん良くなり、赤ちゃんが不快感を感じるのも少なくてすみます。

■交換回数が少ない - 紙おむつのメリット

 紙おむつは吸収力がいいので、布おむつと比べると交換回数が少なくすみます。 ただし、新生児〜3ヶ月くらいの赤ちゃんの膀胱はおしっこを溜めておけないので、量は少ないのですが、回数が多いのです。 新生児の赤ちゃんも生後6カ月くらいに成長すると、膀胱も大きくなり、おしっこを溜めることが 出来るようになるので、 1回の量は多くなりますが回数は減ってきます。 生後6ヵ月くらいまでの赤ちゃんはおしっこやうんち回数が多いので小まめに替えないといけないのですが、 成長していくうえでまとめておしっこやうんちができるようになるので、様子をみながら交換回数を減らしていきましょう。 うんちの場合は、紙おむつでもすぐに替えてあげないとかぶれる原因になります。 時間がたつと、だんだん匂いもきつくなってくるので、早く替えるようにしましょう。

■かさばらない - 紙おむつのメリット

 赤ちゃんを連れて外出する際は、意外に荷物が多くなりがちです。 布おむつだとどうしてもかさばってしまうのですが、紙おむつですと比較的かさばりません。 また、布おむつより吸収力が高いので漏れる心配もありませんし、安心です。

デメリット

■経済的には負担が大きい - 紙おむつのデメリット

 赤ちゃんによって紙おむつの使用量は違いますが、新生児〜3ヶ月くらいまでは1日平均6個〜8個くらい使用します。 72個入りのパックが1つ1300円くらいとすると、おむつ一個で18円になりますので、紙おむつ代だけで1ヶ月約3780円かかることになります。 その他にも赤ちゃんのおしりケアにはおしり拭きが必要です。 1日平均10枚使うとして、80枚(詰め替え用本体)300円くらいを8日で使い切る計算です。そうすると1ヶ月約1200円がおしり拭きに必要となります。 紙おむつ代、おしり拭きを含むおしりケア代を合わせると紙おむつだけ使用の場合は月に5000円〜6000円程度の費用が必要と考えておきましょう。

■ゴミが増える - 紙おむつのデメリット

 新生児〜3ヶ月くらいまでは1日平均6個〜8個くらい使うので、ゴミも多くなります。 夏は臭いも出ますので、おむつ用のゴミ箱があると便利です。

■おむつかぶれ - 紙おむつのデメリット

 おむつかぶれの原因はムレと汚れにあります。 赤ちゃんの肌は敏感で、おむつの中の湿度が高くなって 皮膚がふやけ、便の雑菌による刺激でかぶれてしまいます。 紙おむつの高分子ポリマーは、水分は吸収しますが湿気は吸収しません。 通気性が優れた製品も出ていますが、うんちのときは早めに変えてあげましょう。

紙おむつの種類・サイズ

色々な種類の紙おむつがあります

 出産準備で初めて紙おむつ売り場に行ったとき、紙おむつの種類の多さに驚きませんでしたか? 紙おむつは赤ちゃんのからだの大きさや発育の状態に合わせて、ピッタリなものを付けてあげられるように、さまざまな種類があります。
形状による種類………テープタイプ・パンツタイプ
サイズによる種類…… 新生児用・Sサイズ・ハイハイ用・Mサイズ・Lサイズ・ビッグサイズ・ビッグより大きいサイズ
目的による種類………日常のおしっこやうんち用・トイレトレーニング用・おねしょ用・水遊び用
それぞれの種類・サイズをしっかり見極め、赤ちゃんにピッタリのものを選んであげましょう。

紙おむつ・サイズ選びの難しさ

 日々驚くような成長を続ける赤ちゃんですから、赤ちゃんが身につけるものの選び方って難しいですよね。 とくにおむつのサイズはちゃんと選んであげないといけません。 おむつが小さすぎると赤ちゃんは不機嫌になったり、おしっこが吸収しきれず漏れてしまったりしますし、 逆に大きすぎると赤ちゃんが動きにくかったり、おむつの隙間からおしっこが漏れてしまいます。 安いからまとめ買い!なんて2つ3つ買って、使っているうちに赤ちゃんが成長して、 おむつが小さくなってしまい結局使い切れなかった…そんな事がないためにも、赤ちゃんの成長する速さなども考えておむつを選びましょう。

 通常、紙おむつの選ぶとき、おむつのパッケージには体重の目安が書いてあるので、それを参考に選ぶようにしましょう。 また、同じサイズでもメーカーによって大きさが若干違ったり、ひとつちがいのサイズ同士は目安の体重が重なっているところがあります。 そういう場合は、赤ちゃんの様子を見ながら変えていくことも大切です。 赤ちゃんの足の付け根やお腹に赤いギャザーのあとがついてたり、うんちが漏れてしまったり、 テープの位置がどんどんきつくなって止まらなくなってたりすると、次のサイズを検討する時期になります。 おむつがえの時や、お風呂の時などスキンシップをしながら、赤ちゃんの様子を見ておむつのサイズを選びましょう。

男の子・女の子のおむつがえの仕方

@おむつがえの準備
紙おむつ・おしりふき・ティッシュ・ベビーオイル・綿棒など、おむつがえの時に必要なものは、ひとまとめにしておくと手早くおむつがえが出来ます。 うんちのときは服や床、マットなどを汚さないためにベビーウェアのすそをまくり上げ、洗濯ばさみなどで止めておくと赤ちゃんが動いても安心です。

Aおむつをあける
両脚がVの字になるように足首をつかみ持ち上げます。 うんちなどでおしりをふくときなど、もっとおしりを高くあげたいときは、足首ではなくふくらはぎの部分を持つと楽に上げられます。 片足だけ持ってしまうと、下になった方の足に力が入り過ぎて、脱臼する危険があります。 また、高く上げようとして両足のひざがピンと伸びるほど強く引っ張るのも脱臼の危険がありますので、気をつけましょう。

Bおしりをふく
まず、おむつのきれいな部分で軽くうんちを拭い取ります。おしりふきなどで、おしりの穴あたりをしっかり落とします。 拭き取りが不十分だったり、強くこすりすぎると肌がかぶれる原因にもなりますので、優しくしっかり拭きましょう。 ゆるゆるうんちは、足のくびれにまで入り込みますので、しっかりと拭きましょう。

男の子の場合

おちんちんの周りにうんちが隠れている場合もありますので気をつけましょう。 デリケートな部分なので、そっと拭きましょう。また陰のうの裏にも、うんちのかけらがこびりついていることがあります。 肛門に近い場所なので丁寧に拭きます。陰のうは強く引っ張らないで下さい。

女の子の場合

おしりは前から後ろに拭くのが基本です。 逆に拭くと、尿道に雑菌が入ることもありますので、必ず前から後ろに拭きましょう。


C新しいおむつをあてる
うんちが背中から漏れないようにするコツは、背中に当たる部分を少し長めにし(おへそより2センチくらい上が目安)、 おしりをおむつの中央よりやや手前に置きます。おむつの前側を横に広げておなかに当てます。

女の子の場合

背中に当たる部分は、おへそより2センチではなく、もう少し上まできても大丈夫です。

新生児の場合

おへそがジクジクしているうちは、おむつがおへそに当たらないようにおむつをずらしましょう。


Dテープを止める
おむつを押さえ、きつくならない程度に止めます。左右対称にするのが、うんちもれを防ぐコツです。おむつに付いているマークを目安にしましょう。背中はぴったり、おなかは手が入るぐらいというのが理想的な止め方です。テープを止めたら、足の付け根にあるギャザーがおむつの中に食い込んでいないか確かめ、食い込んでしまっていたらギャザーを外に出しましょう。最後に赤ちゃんの体を動かしておむつがずれないかどうか確かめましょう。

Eおしりがかぶれたら
かぶれている間は、洗面器にお湯をくんでおしりを洗う「座浴」をしましょう。 おしりをこすらず、汚れをきれいに落とせます。下痢のときも「座浴」がおすすめです。

おむつがえのタイミング

 紙おむつを使用しているママにとって、 紙おむつはコストもかかりますし、 毎回おしっこをするたびにおむつを替えるのは、おむつがもったいないと考えていらっしゃる方も多いようです。 もちろん、肌の強い子、弱い子によってもおむつがえのタイミングは変わってくると思います。 おしっこの度に替えているというママもいれば、 授乳のときに変えているというママも、時間で区切って替えているママもいるようです。 特に最近のおむつは吸収率がとても良く、表面もサラサラをキープ出来るようなので、 そこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、あまり変えずにいると臭いも気になりますし、おむつの中はむれて、おむつかぶれの原因にもなります。 また、おしっこをたくさん吸収した紙おむつは非常に重くなっているので、まだ骨格が安定していない赤ちゃんの腰には負担がかかってしまいます。 季節・気候・赤ちゃんの様子などでも、おむつがえのタイミングは変わってくるので、赤ちゃんと毎日接していく中で、 赤ちゃんに合ったおむつがえのタイミングを見つけていきましょう。

おむつ離れ(トイレトレーニング)

 赤ちゃんが排泄をしても吸収力が良い紙おむつを使用していると、不快感を感じないため、 おむつ離れが遅れてしまうのではないかと心配されるママも多いようですが、おむつの種類とおむつ離れの時期は必ずしも関係しているとは言えません。 おむつがとれるには、生理的な発達や神経系統の成熟が欠かせません。 生後間もないころの赤ちゃんが、 昼夜を問わずおしっこの回数がとても多いのは、尿をためておく膀胱が小さいうえに、少したまると反射的に出てしまうからです。 やがて、成長するにつれて膀胱は容量を増し、夜間は尿を作らなくするようなホルモンの作用が起きてきます。 さらに脳が発達してくると、膀胱に尿がたまったことが大脳に伝わり、大脳からは「おしっこがたまったよ」とか 「おしっこを出して」という指令が出るようになります。 こうなって初めて、子どもは尿意(おしっこをしたいという感じ)を意識するようになり、おむつ離れへの道を歩始めます。

 最近、トイレ・トレーニングを「おむつはずし」と言わずに、「おむつはずれ」と表現するようになったのも、 子どもの体と大脳の成長が十分整えば自然におむつはとれる、という考えが浸透したからなのです。 紙おむつだからとか、布おむつだからとおむつの種類に神経質になる必要はありません。