離乳食中期 モグモグ期 7〜8ヵ月頃
離乳食開始から約2ヶ月程度たち食材はをゴックンと飲み込めるようになったら、次は下とあごでモグモグと食べるようになりましょう。調理法も食材を下でつぶせる固さに調理します。2回食の食事のリズムを作り、色々な味や、舌ざわりを楽しく経験させてあげましょう。
モグモグ期の母乳やミルク
母乳は飲みたいだけ与えましょう 。ミルクは1日3回程度を目安に食後にも与えて下さい。
離乳食中期 モグモグ期の離乳食のポイント
平らなスプーンを下唇にのせ、赤ちゃんが上唇が閉じるのを待ちましょう。
つぶした食べ物を一まとめにする動きを覚え始めるので、飲み込みやすい様にトロミをつけるなどの工夫をしましょう。
赤ちゃんのこんなサインで2回食へ
@おかず、主食を合わせて10さじ、子ども茶碗の半分以上食べれる様になった。
Aすりつぶした野菜や肉、魚も嫌がらずに食べられるようになった。
B口に入れた食べ物を上手にゴックンできるようになった。
離乳食中期 モグモグ期の離乳食の量
食べる量は個人差が大きいので、食べる量が少なくても体重が順調に増えていて赤ちゃんが元気なら問題ありません。作るときの目安程度として基本の量を覚えておきましょう。
一回あたりの離乳食の目安 | ||||||
*T・U・Vを それぞれ選び Vはいずれか一つを選ぶ |
ゴックン期 5〜6ヵ月頃 |
モグモグ期 7〜8ヶ月頃 |
カミカミ期 9〜11ヵ月頃 |
パクパク期 12ヵ月〜18ヶ月頃 |
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なめらかにすり潰した状態 | 舌で潰せる固さ | 歯ぐきで潰せる固さ | 歯ぐきで噛める固さ | |||
T | 穀類 | すりつぶすたり裏ごしした、 お粥・野菜・豆腐・白身魚を 1日スプーン一回からはじめ、 量を増やしていく。 食べるよりは 慣れることが目的。 栄養の摂取のメインは 母乳やミルク。 |
全かゆ 50〜80g |
全かゆ 90g〜 軟飯80g |
軟飯90g〜 普通のご飯(やわめ) |
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エネルギー源 | ||||||
U | 野菜・果物 | 20〜30g | 30〜40g | 40〜50g | ||
ビタミン・ミネラル | ||||||
V | 魚類(g) | 10〜15g | 15g | 15〜20g | ||
肉類(g) | 10〜15g | 15g | 15〜20g | |||
豆腐(g) | 30〜40 | 45 | 50〜55 | |||
卵(個) | 卵黄1個 全卵3/1個 |
全卵2/1個 | 全卵2/1〜 3/2個 |
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乳製品(g) | 50〜70g | 80g | 100g | |||
タンパク質源 |
味付けの目安・食べられる物
砂糖 | 2〜2.5g |
塩 | 0.1〜0.15g |
醤油 | 小さじ6/1 |
植物油 | 小さじ2/1 |
マーガリン | 小さじ2/1 |
濃い味付けは肝臓に負担がかかるため味付けはごくうす味が大切です。メニューの内の一品を薄味にするとメリハリがつき赤ちゃんの食欲が増します。一度試してみましょう。
エネルギー源 | 米、パン、そうめん、うどん、じゃがいも、さつまいも、バナナ、コーンフレーク(無糖)、オートミール、マカロニ |
タンパク源 | 豆腐、白身魚、固ゆで卵の黄身、プレーンヨーグルト、カッテージチーズ、きな粉、鶏肉、レバー、赤身魚、納豆、プロセスチーズ、卵白(8ヶ月頃から) |
野菜・ビタミン、ミネラル源 | ほうれん草、小松菜、キャベツ、白菜、レタス、ブロッコリー、カリフラワー、にんじん、大根、かぶ、かぼちゃ、トマト、りんご、いちご、みかん、桃、きのこ類、海草類 |
離乳食中期 モグモグ期の調理のコツ
食材はベタベタ状の下で潰せる固さに調理しましょう。大きさは2〜3ミリ角が目安で、指で押すとすぐつぶれてしまう固さが理想です(豆腐やプリンくらいです)。なれてきたら、固さはかえずに大きさを4ミリ程度まで大きくしてみましょう。
ごはん
大人用の全粥でいいでしょう。全粥は米1に対して水5の割合で作ります。
■全粥のレシピ
・白米1合
・水1000cc
(この分量で大人4人分になります。冷凍したり、分量を調節して作って下さい。)
@フタ付きの鍋に白米とそれぞれの分量の水を入れ、20〜30分ほどつけておく。
A1をそのまま火にかける。初めは鍋にフタをして強火で炊き、沸騰したらとろ火にしてくつくつと炊く。
B吹きこぼれてきたら火を止め、そのまま20分ほど蒸らしたらできあがり。
麺
大人の2倍以上の時間で茹でて、5〜10ミリぐらいの長さにしましょう。豆腐くらいの固さが理想。
肉類
肉類はゆでてみじん切りにした後、スープで煮立ててとろみをつけるといいでしょう。市販のベビーフードをお手本にしましょう。